ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

ямбол

2月2,3日とヤンボルに滞在しました。

カウチサーフィンで知り合った姉弟の家に泊めてもらいました。

彼らは殆ど英語を話さない為、良い修行になりました。

聞き取れなくてもмоля?と聞くともう一度ゆっくり話してくれて、お互いどうしても通じないときは、辞書も使いながら、ゆっくり会話をできたのが良かったです。

話せる側からすると、ゆっくり同じことを繰り返して話すのはかなり面倒だったのではないかと思います。

 

f:id:octopus99:20170205030419j:image

また、ヤンボルの中心にある新しい博物館にも行ってきました。

解説をして下さった方が早口で独特なブルガリア語で、しかも一つの展示品(5千年ほど昔の金のコイン)の前で数十分話を聞く…という、またしても修行(というよりこちらは苦行…)のような体験でした。

衣装も展示されていましたが、足元が男性、女性のエプロン、頭は女性だったり男性だったり…と謎の展示でした。

f:id:octopus99:20170205032326j:image

 

帰りのバスでは、стара загораから乗ってきた女性が、隣で日本語の本を読み始めて驚きました。пловдивに着く少し前に、話しかけられました。

"Excuse me, do you speak English?"

"Yes, and I speak... Japanese."

と言ったら、まさか日本人とは思っていなかったらしく、彼女もとても驚いていました。彼女は22歳で、アメリカの大学を卒業後、一年間英語を教えに来ているそうです。確かに、彼女の英語は格好良かった…!

Пловдивの旧市街にあるホステルに泊まると言っていたので、散歩がてら案内(?)しました。

旅の最後に素敵な出会いもあり、面白いひとり旅ができて良かったです😁

 

訪ねてみたいところがまだまだたくさんあるので、次は雪が溶けて来たら行こうと思います!

Сливенひとり旅

Днес пътувах за Сливен с автобус. (この前の数回の授業で、どこ「から」どこ「に」行く、どこ「を」通る、と行った事を習ったので、使ってみました。)

Утре ще се разходя из Ямбол!

 

今回の旅、本当はСливенでансамбъл "Сливен"のリハーサルを見る予定だったのですが、なんと今日から1週間お休みだそうです。会う予定だったマリアさんにも会えなくなってしまい、残念!

とは言っても人に会う約束や泊まる場所はもう決めていたので、行く事にしました。

今日は1人でのんびりСливенの町を歩きました。相変わらず寒いですが、雪が殆んどなくて滑らないので快適です!

川沿いを歩いて行くと、山の上に、巨大な十字架がありました。

f:id:octopus99:20170202004029j:image

登ってみたくて仕方がありませんでしたが、暗くなる前に帰れなそうだったのと、寒かったので断念しました。

 

スリヴェンには、「Агроаптека」農薬のお店?や農業の道具を売っているお店がたくさんありました。この辺りは農業が盛んなのでしょうか。街中よりも、少し外れの方を散策して見るのも面白そうです。果物、野菜の種もたくさん売られていました。西瓜とか育ててみたいです…😁

 

山に登るかはさておき、必ずもう一度来て、アンサンブルの見学とマリアさんに会いに、Сливенに来ます!

Пак ще дойда в Сливен!

 

にっこり

よく知らない人とすれ違う時のこと。

 

日本で住んでいた寮では、廊下で人とすれ違う時に、1日の始めなら挨拶し、2回目以降は軽くお辞儀をする。よく知らない人の時は軽く俯いて目を合わさない…という事が多い気がします。

こちらの寮では、挨拶するか、何度も同じ人に遭遇する時はニコッとします。最近まで目を合わせるのに少し緊張していましたが、漸く慣れて来ました。

寮内には殆んど話したことのない人もたくさんいますが、目をそらすよりも、ニコッとされると嬉しくなります😊

この文化、素敵です!

鍋パ

寮の友達と鍋パをしました!

デザートは友達が作ってくれたふた口サイズくらいのсладка баницаとсолена баницаでした。おいしいけど、パイ生地なので太る!と思いながらやっぱり美味しく頂きました。手作りのものは、市販のものより塩味が薄めで食べやすいです。それから、出来立てはパリッとしていてとても美味しかったです!

それから、BILLAというスーパーで「SAKE〜アジアの心」と書かれた日本酒を買ってきてくれました。

アジアと書いてあり、ラベルは少し胡散臭い感じがしましたが、中身は確かに日本酒でした!すごい!

 

f:id:octopus99:20170131170349j:image

 

最近思うこと

最初の頃はただ賑やかな場所、というイメージだった寮の印象ですが、別の面も少しずつ見えるようになりました。

 

寮内の人達は助け合っている印象が強いです。無い物は持っているから借りることが良くあります。部屋に2日に一度くらい、近くの部屋の人が、掃除のモップ、調理器具を借りにきます。何か道具がなければ(特に1度しか使わないものの場合)、近くの部屋を回って持っている人がいないか探す事もあります。あまり「これは自分のもの」というこだわりがないのかもしれません。

 

あとは買い物に行く時、近くの人に声をかけて、ちょっとしたものならついでに買う、というのも好きです。特に寮の四階だと外に出るまでもちょっとした手間で、冬に凍った雪道を歩くのも大変なので…。

 

それから戸惑った事。

私にとって絶対悪だと思っていたものが、こちらではあまり(人によっては全く)悪と思われていない事があり、それを理解するのは大変でした。まだ自分の中に葛藤があります。

でもようやくブルガリアの悪い面もすこしずつ見えて来たと思うと、「日本からのお客さん(エイリアン)」から少しブルガリアに入り込めたのかなという気がします。飲み込まれないようにしたいとは思いつつ、そんな面も一つ知ることができて良かったです。

 

зелен чай(緑茶)

日本では、お茶(緑茶)は水と同じ様に飲む物、あるいは嗜好品として飲むというイメージが強い気がします。

一方ブルガリアでは、普段は水を飲み、緑茶は健康の為飲む人が多い気がします。

 

私は子供の頃からお茶を毎日何杯も飲んでいたので何も起こりませんが、こちらの人にとっては、緑茶というとダイエットに効くというイメージが強く、若干お腹を下したりする人もいる様です。緑茶が好き、という人に日本から持って来た緑茶を飲んでもらったことが何度かありますが、私にとってのコップ一杯分を作ると、大体多すぎると言われます。

 

あと、日本では緑茶でも焙じ茶でも麦茶でも、基本はそのままの味を楽しむものだと思っていましたが、

ところがこちらでは砂糖を入れたがる人が結構いて面白いです。私にとってはこの苦味がいい…!のですが、慣れないと美味しいと感じないのでしょうか。せっかくの爽やかさが消されてしまいそうで、少しもったいなく感じてしまいます。

それはそうと、普通の緑茶がダイエットに効くのは羨ましいです!

идиоми

昨日、今日と授業で幾つかイディオムを習いました。

日本語と同じ様な表現があって面白かったので、書いておこうと思います。

 

Влиза през едното ухо, от другото излиза(すぐに忘れてしまう、全然話を聞いていない)

直訳すると、片方の耳から入ってもう片方から出て行くといった意味ですが、

日本語でも話を全然聞いていない様子を、「右の耳から左の耳」と表す諺があるので、ブルガリアの人も話を聞かない人をみて同じ様に感じたのでしょうか。

 

もう一つは、

слизам на земятя(現実を見る)

直訳したら、地球に降りてくるという意味です。多分…。実際は、理想ばっかり言ってないで現実を見なさい!という時に使うそうです。

日本語でも、浮ついて考えがしっかりしていない状態を「足が地に着かない」というのと似ていて、面白いです!