ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

発表会

今日のお昼、ルームメイトからジャガイモのケーキ(?)をお裾分けしてもらいました!

下から順に、マッシュポテト、サラミとゆで卵、マッシュポテト、カシュカヴァルの順で重ねて焼いてあるのですが、とても美味しかったです!

 

今日はСаединениеというプロブディフの近くの町で行われた、踊りの発表会を観に行ってきました。

6歳くらいから、かなり高齢の人まで、たくさんの人がブルガリアの踊りを踊っていました。趣味で踊っている人たちなので、踊り方は様々ですが、どの人からも、「踊りが好き!」という雰囲気が伝わってきて、楽しいコンサートでした。

そしてアンサンブルトラキアもゲストで10分間程踊っていました。いつもより人数は少なかったのですが、素晴らしかったです。大人数の編成とはまた違った踊りを見られて勉強になりました。それから、アカデミーの一年生で、2月から入団した2人も踊っていました。若干癖はある気がしましたが、すっかりプロのダンサーでした。

 

発表会が終わってから、踊っていた人達に会って、少し話をしました。9歳の子とフェイスブックを交換し、練習も見にきてね!と言ってくれました。高校1年生でフェイスブックを始めた時はドキドキでしたが、今は小学生も普通に使っているのかと衝撃を受けました…。

土曜日は授業もないので、今度練習を見に行ってみようと思います!

 

 

ギリシャ3日目

今日は起きた後、お父さんが昨日と同じ別荘(?)に連れて行ってくれました。そこにはバーベキューをできる場所があり、魚やトウモロコシを焼いて食べました。それ以外にもタコやサラダも用意して下さり、とても素敵なお昼でした。

魚とタコの食べ方は、レモンとオリーブオイルと塩を混ぜたものをかけて食べるとてもシンプルな味付けで、美味しかったです。サラダも同様に味付けされていましたが、オレガノをかけても美味しかったです。ドレッシングに使ったレモンの皮は、魚を食べた後の手に乗せて擦り生臭さを取り除くのに使いました。魚の骨や頭部分は近くに居た猫に食べてもらい、古くて美味しくなかったトウモロコシは、隣の庭にいるニワトリに食べてもらいました。全て余すところなく使って素敵だなあ〜と思いました。

今回もお皿に山盛りで、次々に魚が出てきて焦りました。残すのは悪い…と思ってしまいますが、ギリシャでは残ったら全部タッパー等に入れて全て持ち帰り、無駄にすることはありません。素敵です!

夜は家にまくすま君の友達がたくさん訪ねてきました。一人は教会で神父をしているらしく、そのままの格好でやってきました。1日中神父の格好をしていなければならないそうですが、夏は暑そうです。

それから宗教の話、ギリシャの歴史、色々な国の言語、何故か世界中の国歌について…等色々話しました。

YouTubeで国歌を聞いていましたが、行進曲の様な、テンポの良い国歌が多い気がしました。日本の国歌を聴いて、平和そうな曲、との感想も頂きました。確かにゆったりとして良い曲かもしれません。

国の雰囲気が国歌にも反映されていて面白いです!

 

明日は朝のバスで帰りますが、3日間、幸せなギリシャライフでした!

 

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ギリシャ2日目(ギリシャよりグルメレポート)

今朝、というよりもお昼頃に起きてから、友達と友達のお父さんが、親戚の集まりに連れていってくれました。

ここでも赤く塗った卵をぶつけ合いました。卵をぶつけて最後まで割れなかった人に幸運が来るそうですが、色々な人とやって勝ったり負けたりしているので、結局どんな運勢になるのか分かりません…。

そのあとコーヒーフラッペを頂きました。フラッペというと冷たくてザクザクと氷の食感を楽しむ物というイメージがありましたが、ギリシャのコーヒーフラッペは、インスタントコーヒーを泡立てた飲み物で、泡の層と液体の層があります。昨日の泡は酸味と苦みが凄まじく飲めませんでしたが、今日のフラッペは泡まで美味しかったです!ギリシャ以外ではなかなか見かけないのが残念です。喉が渇いていたのと美味しいのとであっという間に飲み干してしまいましたが、ギリシャの人はカフェでコーヒーを頼んだら、その一杯で3〜4時間くらい話していることも多いそうで、あっという間に飲み干したことに驚かれました。私もそれを聞いて驚きました!日本でやったらカフェの店員さんに睨まれそうですが、ギリシャではカフェで長時間過ごすのはよくあることだそうです。確かに、昨日バスの中から眺めていただけでも、確かにカフェのテラスに座り、コーヒーを飲みながら談笑している人達をたくさん見かけました。休暇中というのもあるようですが、のんびりしていて素敵な風景でした😊

 

昨日は肉や乳製品を食べなかった分(友達も私も普通に食べましたが、正教の場合はイースター前の数日間、動物性食品は食べないそうです)、今日はラム肉を始め、スフラーキ(焼き鳥)や割った後のゆで卵を始め、とにかく食べます。とにかく机いっぱいで、すごい量でした。そして次々と食べ物や飲み物を勧めてくれました。胃が破裂しそう!

ここでもチュレキを頂きましたが、しっとりしていて美味しかったです。ヌテラ(チョコレートスプレッド)を塗って食べるという画期的な食べ方を習いました。既に満腹でふた口程しか食べられませんでしたが、食後でなければパンを丸ごと食べられそうです。

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3時間くらいかけてゆっくり食べた後、今度はまくすま君とお父さんの3人で、彼らの別荘の様な場所へ連れて行ってもらいました。

木にぶら下がったブランコや、小さなお家、色々な種類の植物(オリーブ、ヘーゼルナッツ、杏、桜、無花果、ディル、オレガノローズマリー…)が生えていて、小説や映画の中に出て来そうな、素敵な場所でした。こんな所で夏を過ごせたらとても良い気分転換になりそうです。

木のラケットでテニスやバドミントンをしたり、木に登ったり、木に生えた蔦を取り除いたり…と、どれも楽しかったです。蔦は木の栄養を奪ってしまうので取り除かなければならないのですが、一旦始めると、木から蔦が剥がれる瞬間が気持ちよくて、Oh…it's addicting!! yabaii~~と言いながらずっと取っていました。

それから、隣に住む人にも呼んでもらい、そこでもコーヒーフラッペと、チュレキを頂き、また赤い卵を割りました。こちらのチュレキはチョコレートを少し混ぜてあり、それも美味しかったです。

チョコレートを入れたりあとからかけたり、アーモンドやゴマを乗せたりと、家によって色々あるそうです。どれも美味しい!

 

家に帰る途中、お父さんの仕事場に連れて行ってもらいました。趣味で狩りをするらしく、捕まえた魚や色々な鳥を見せてもらいました。鴨や鳩、アヒルなど色々あり、どれも綺麗に保存されていました。

 

こちらに来てから、いくつか家を訪問しましたか、皆ギリシャ民族音楽をかけて、ギリシャのお酒OUZOやギリシャのワイン、ギリシャのチョコレート、スフラーキ、海…など、とにかく自国のものを愛している感じがしました。

前に別の友達が、ギリシャに一度来たら、ギリシャが一番だって感じると思うよー!と言っていましたが、昨日今日で出会った人達は自分達の生活が気に入っている様に見えました。

 

 

私も機会があったら、夏のギリシャも見てみたいです!

 

ギリシャのイースター前日

ひょんな事から、ギリシャのアレクサンドロポリス行くことになりました。

昨日の夜ソフィアからプロブディフに戻り、今朝8時のバスでギリシャに行きました。

日本からはいつも飛行機で国外に行くので、バスで国境を越えるのは初めての経験です!

国境付近でバスから降ろされ、出国審査があります。その後しばらく行くと今度は入国審査があります。パスポートに押されたスタンプが飛行機ではなく車の絵で、少しテンションが上がりました。私はパスポートですが、他の人は皆マイナンバーカードのようなものでより簡単に通行許可を得ていました。これがEU…!

 

アレクサンドロポリスに着くと、友達が駅まで迎えに来てくれました。

まくすま君の幼馴染や高校時代の友達と一緒にコーヒーフラッペを飲み(ブラックで注文したらとても驚かれました。砂糖やミルクを入れるのが普通だそうです)つつ自己紹介やら何やらを話しました。級友の集まりの中に、友達の友達でしか無い私を自然に受け入れてくれて、嬉しかったです。

その後お昼ご飯にギリシャのサンドイッチのようなものを食べ、alexandropolisの街を案内してもらいました。

街は海に面していて、港も砂浜もあります。テトラポットに登ったり、海のすぐ近くにある小さな教会に入ったり、street dogsと戯れたり…と素敵な午後でした。夏は海水浴にくる人が沢山いるそうですが、今日は人も少なく、波も穏やかで平和な街でした。最後に街一番のアイスクリーム屋さんにも連れて行ってもらい、イースターのパン、チュレキ風味のアイスを食べました。そのままチュレキが入っていて、まさに「チュレキアイス」でした。

キリスト教信者の場合、今日はミルクや肉を食べないそうです。おかげでアイスクリーム屋さんは空いていて良かった〜!と友達が言っていました(笑)

 

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帰り道に、スイーツ屋さんの前を通りましたが、そこでオススメのボール一杯に入ったチョコレートケーキの様なものを教えてもらいました。今日の夜は人が沢山集まると聞いていたので、1つ買ってみることにしました。

 

23時半頃に、近所の友達がたずねてきて、4人で教会に行きました。教会の近くでは巨大なろうそくが売られており、一家に一本ずつ買います。そして0時になると、神父さんの元に聖火が降りてきて、それを人々に分け与える…と行った仕組みの様です。私もその火をもらい、持って帰りました。玄関の扉の上に蝋燭の火で十字架を描くのが習わしだそうです。

家に帰ると、赤く塗られたゆで卵を1人1つ手に取り、ぶつけ合って運試しの様なものをしました。卵の先同士をぶつけ、割れなかった方には残り一年幸運が訪れるそうです。また、赤い色は血を表し、卵を割ることには新しい命(実際は茹でられていてひよこは生まれない…)が誕生するという意味合いがあるそうです。

それから少し経つと、友達が続々と集まって来て、ちょっとしたパーティーになりました。友達はスフレを焼き、アルメニアギリシャのハーフの女の子はアルメニアのチョコレートケーキを焼いて来て、私は先程買ったケーキを取り出し、ある友達はお酒を持って来て…と深夜なのにとてもとても賑やかでした。

 

友達オススメのチョコレートケーキの中身は、ひたすらチョコレートムースでした。なんて罪深い食べ物なんだ…!

また行く機会があったら、買ってしまいそう…。

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диплома работа

今日は4年生のдиплома работа(卒業制作?)がありました。2,3年生の試験より沢山お客さんも来ていて、お化粧も気合が入っていて小道具やちょっとした衣装も加わり、コンサートの様でした。

内容は、それぞれの生徒が15分間程度の舞台を考え、20人程度のダンサーが踊ります。こんなに人数が集まっていいなぁ〜とか、木の役でも通行人でもいいから踊りたい〜!とか少し思ってしまいますが、踊りのストーリー、隊形、ステップ、演技…それぞれが合わさり、観ているのもとても面白かったです。

何より生でこんなに間近で(練習場での発表だったので、観客の目の前で踊っていました)観ると、迫力がすごいです!

 

こうして生で踊りを見られる機会がちょくちょくあり、幸せです…!

三年生の試験

今日はхореографскаの三年生の試験でした。月曜日に見た二年生の試験よりストーリーは抽象的でしたが、人数が増えて踊りとしての完成度がかなり高く見応えがありました。

3年生にトラキアアンサンブルのダンサーがいるのですが、彼女がおどっているとそればかり目で追ってしまいます…。回る時が特に美しいのと、ステップが力強いのと、背中の表情が美しいのと…。ついぼんやりと見惚れてしまいますが、しっかり観察しようと思います。それはそうと、いつも彼女ばかり見ていることにそろそろ気付かれてそうです。

 

試験が終わってから、友達が泊まっているまくすま君の家にお邪魔して来ました。昨日は友達1人だけが泊まりましたが、今日はオーストリアとブラジルの女の子2人もカウチサーフィンで泊まりに来ていました。

ブルガリアに来てから、細かいことは英語で話したりしていたので、英語の方も少しは上達したかな〜と思っていましたが、彼女達の英語は滑らか過ぎて全然聞き取れませんでした。うーん、悔しい。

 

日本からの友達とобработка на танци

Този следобед имах обработка на танци и студентите мислихме комбинаци на ширто хоро и денинка за двойка. Аз танцувах с Иван. Той знае много за пиринските танци, защото е от Петрич. Танцуване с него беше много приятно! Прекарах си страхотно!

 

今日、大学の友達がプロブディフに来てくれました!

授業が終わってから、アカデミーの4年生のまくすま君の家に行き、ご飯を食べたあと、2人が寮まで送ってくれました。夜は寮外生の立ち入りが禁止されている為、そこでお別れしようとしていましたが…丁度寮の友達が偶然ワインを持って出て来て、寮の前でワインを飲みつつ2時間ほど過ごしました。寮で知り合った友達を紹介出来たのも、一緒に5人で過ごせたのも、美味しいお酒(ブルーベリーのワインでした)を嗜むことが出来たことも、どれも素敵で幸せでした。

それから、寮の前で話している時に、Have you ever felt isolated?と聞かれて気づきましたが、ブルガリアに来てから今まで、孤立した気分になったことが一度もありません。とても素敵な人達に恵まれたなあ〜と、しみじみ感じた時間でした。