ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

久しぶりに...

すっかり8月はブログ更新をサボってしまいました。とりあえず8月は置いておき、9月に飛びます。

 

さて、9月末の帰国まで、残り少なってきました。

ブルガリアに行ったら会おうと思っていた人、最後に帰る前に会っておきたい人…等に連絡をとり、授業はないもののぽつぽつと予定が入ってきました。

昨日ブルガリア語の先生にも連絡を取ったら、「ok、明日いつ空いてる?」と言われ、早速今日の夕方に会ってきました。最後のブルガリア語の試験以来会っていなかったので、夏の出来事を一通り話し、また来週以降一緒にлозови сарми(葡萄の葉に包んだご飯)を作ろうと言って別れてきました。以前先生と作ろうと約束していたのを覚えて下さっていて、嬉しかったです!

 

街の中心部に戻ると、военен клубという建物の前に人だかりが出来ていたので、私も並んでみました。偶然クラスメイトにも再会し、何かのデモンストレーションがあると聞いたので、最後まで見てきました。

 

しばらく待っていると、軍隊らしい格好の人達が次々と出てきて、鉄砲を打ち鳴らし、沢山ガイダを持った人が出てきて、ホロを踊って帰って行きました。

 

偶然面白いものを見られて良かったです!

通学路

今日は久しぶりに、旧市街に1人で行きました。旧市街にあるお土産やさんでよく見かける絵やマグネットを自分にも一つ買おうかな、と思って見ていたら、見覚えのある景色に似た絵を見つけました。

毎日息が上がりながら一生懸命登った通学路の景色!😍

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プロブディフの旧市街の景色で有名なのは、旧市街の中心部にあるゲートと、古代劇場ですが、私の大好きな景色がマグネットで登場していて、嬉しい!!

南側の岩の階段を登って行くと見つかります。

もしプロブディフに行く方がいたら、探して見てください✨

最後の丘「младежки хълм」

今日は、特に用事がなかったので、младежки хълмに登ってきました。これでプロブディフ市内の丘全制覇です!

 

プロブディフ市内で一番高く、少し中心からも寮からも離れた丘です。

入り口付近にあった階段や、道中の雰囲気、大きさが京都の吉田山の様でした。なんだ、こんな楽しい丘があるなんて!!とこれまで登らなかったことを少し後悔。

頂上は開けていて、他の丘や、ロドピ山脈がとても綺麗に見えました。色々な方角に向かってベンチが置いてあり、そこで読書を嗜む人がいて、一気にお気に入りスポットに仲間入りしました。

車でかなり近くまで登れそうでしたが、近くに山道もあり、そこを(滑り)降りるのも楽しかったです。

相棒のビーチサンダルで行きましたが、帰ったら足の爪が欠けていました。ここはスニーカーで行った方が良さそうです。

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Альошаの像がある丘がとても綺麗に見えました。

 

イタリア(7/25〜29)

ブルガリアギリシャ以外にも目を向けよう、と思い立ち、イタリアに一人旅してきました。

行ってみて感じたのは、イタリアは2人以上で行った方が楽しそう、という事です。

あとは、あまり知識もなく行ってしまったことを後悔しています。現地で休憩しつつ情報を仕入れて…と言う方法でも間に合いましたが、やはり元々知っているものを実際に見られると感動もより大きくなったのでは…と思います。

 

1日目。ローマ。コロッセオやトリビの泉、ジェラートローマの休日の階段等を堪能してきました。どこも観光客と、観光客を狙った商売人で溢れかえっていました。1人だと怖いです。久しぶりにすごい人混みに巻き込まれて疲れました。

2日目、ホステルで無料のツアーがあり、参加してきました。地図に張り付かずに見て回れるのはそれだけで安心感が違います。昨日見た定番の場所がメインでしたが、色々説明を聞くことができました。ローマの街は全体として古そうな建物ばかりですが、新しいアパートも多く、それら古く見える様に工夫されているとか…。あとは、街中に彫刻の施された柱?の様なものをたくさん見かけましたが、どれが古い、新しい、とか、模様の説明もしてくれました。

3日目、フィレンツェ

朝、ローマの中央駅から特急でフィレンツェへ。ローマより落ち着いていて、一目で好きになりました。ストリートパフォーマーがあちらこちらにいて、少し歩くと協会や古い建造物が見えて…。絵を描いて売っている人もたくさん見かけました。色遣いがとても素敵だったので一枚買いました😊

夕方はミケランジェロ像のある丘へ登りました。ミケランジェロ像の半径5メートル以内にはほとんど人がいませんでしたが、丘の西側は人で埋め尽くされていました。皆アイス、お酒、おつまみを片手に日没を待っていました。私も丁度タイミング良く日没を見られました。川もヴェッキオ橋も、その遠くに見える山もとても綺麗なオレンジ色に染まっていました。

 

4日目。今日はダビデ像を見ようとアカデミー美術館に行きました。ダビデ像は超!美少年でした。背中は普通でしたが、滑らかで程よい筋肉でとにかく美しい!そして想像以上の大きさにも圧倒されました。

夕方ローマに戻り、夜のローマを高台から眺めたり、夜のトリビの泉を見たりと、夜のローマを堪能しました。面白いストリートパフォーマーも沢山いて、街中に芸術が溢れているなあ…と感じました。

それから、やっぱりジェラートは最高に美味しかったです!

Samothraki島(7/13〜16)

11日、またギリシャのAlexandroupolisに戻って来ました。

 

今回の目的はニケの像で有名な、Samothraki島に行く事です。この島はいつもAlexandroupolisの砂浜から見えていた島で、かなり気になる存在でした。

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1日目、街の港からフェリーで2時間ほどで島に移動しました。

そこからテントを張り、川を伝って森の中を歩いて行くと、いかにも秘境っぽい雰囲気の湖にたどり着きました。さらに歩いて歩いて、時には岩を登って…。滝のある湖に来ました。水がとても澄んでいて、かなり深いところまで綺麗に見えますが、それでも底が見えない位深い場所でした。そして衝撃的だったのは…

男女関係なく裸で泳いでいた事です。秘境ではこんなことも許されるのか…!と衝撃を受けました。

夜はホラという場所で、「飲んだくれのためのアイス」を食べられるバーに入りました。

バニラアイスにグランマニエルをかけたものとか、チョコレートアイスにラム…とか、考えた人は素晴らしい😍ほんのりお酒の香りのするアイスはいつもとまた違って美味しかったです。

 

2日目、今度は島の中にある別の滝へ行きました。滝の下まで泳いで行き、実際に滝修行を(一瞬)しましたが、とても息が出来ませんでした。

この滝の下に入りました。

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そのあとさらに登り、源泉に近いところまでしばらく登りました。入り口に、「自己責任で登ってください」と札があり、さらに行くと、先ほどの写真のすぐ手前に、数年前に亡くなった方の写真が一枚…。それでも無事にたどり着くと、かなり見晴らしの良い綺麗な滝がありました。日陰になっているため少し寒かったのですが、全ての場所でしっかり泳いで来ました。f:id:octopus99:20170906033117j:image

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3日目

この日、フェリーで帰る予定でしたが、目覚めたのは出発直前。

「急ぐ?」

「Should we?」

「NO!」

と言うことでもう1日。時間ができたので、今日は古代遺跡を見て来ました。

すごく狭い空間内に様々な時代のものが混在していて面白かったです。劇場跡では舞台の中心に立ち、声を発したら客席のどこに言っても声がよく届くと聞いて、実際に体験して見ました。本当によく声が通ります。せっかくなので一曲歌ってきました。自然に囲まれた舞台でのびのびと歌うのはとても気持ちが良かったです。

夕方は再びホラへ。時間がたくさんあったので、色々な雑貨屋さんを覗いたり、先日のバーに入ったりしてホラを満喫しました!

 

4日目

今日はあまり時間がなかったのですが、ヒッチハイク体験!島の中ではヒッチハイクが頻繁に行われているようです。目的地が同じ車がなかなか見つからず、何度か乗り換えてフェリー乗り場まで行きました。あのポーズをやって見たかったのでワクワクしました。

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最後、フェリーまでの時間、レストランでタコの足を丸ごと二本頂きました。

オリーブオイル、オレガノの定番の味付けで、美味しかったです。

 

また来年も行きたい!

いつかまた行きたい…。

我が家が一番…?

コンサートの後、深夜バスで帰ってきました。

ギリシャも楽しかったのですが、ブルガリアに入るとなんだか落ち着きます。目に入る文字が見慣れているからかもしれません。あとは英語かブルガリア語が必ず通じる安心感と、何となく見馴れた風景だからかもしれません。

ブルガスに着いた時点でもう半分くらい帰ってきた気分でしたが、やはりプロブディフ、寮の中はすごく落ち着きます。明け方でも暑くて快適とは言い難いですが、それでもやっぱり我が家が一番…?

 

昨日はコンサートの内容だけで沢山でしたが、もう1つ、大切な思い出ができたので書いておきます。

昨日はたくさんの人にお世話になりました。

アンサンブルストランジャのダンサーで、同じ学校に通っている友達が昨日のコンサートに誘ってくれましたが、チケットの手配、そして知り合いに声をかけてСвиленградからБургасまで車で連れて言ってくれました。コンサートが終わってからは、隣に座っていた人達(彼女たちも、同じ友達からチケットを購入し、私のことも聞いていた様です)が食事に誘って下さり、その後深夜バスの乗り場まで案内し、夜遅いからと一緒にバスを待ってくれました。

バスを降りると、いつも利用しているавтогара югではなく見知らぬバス停автогара северでした。

まだ外は真っ暗なので、タクシーを呼びたかったのですが、充電は1%…。同じくバスから降りてきた家族に、タクシーを呼んでもらえるか頼んだら、彼らの分と一緒に私のタクシーも呼んでくれました。

色々な人に頼りっぱなしの1日で、謝罪と感謝の気持ちで一杯です。

今までの自分に同じことができるかと言われたら、きっと出来なかったと思います。これからはできるかしら…?

素敵な人達に出会えて、さらにここが好きになった1日でした。 

それから、今回の反省。今回は綱渡りの様な旅だったので、次からはもう自分で手に負える範囲で行動しようと思います。

 

昨日の大移動で疲れたので、今日は1日休憩です。

もうすぐ隣の寮に引っ越さなければならないので、明日からはその準備に取り掛かります。

合同コンサート

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ギリシャから、半日かけてブルガスのコンサート「фолклорна импресия」を観に行ってきました。今回のコンサートは、ensemble trakiaとensemble strandjaの合同コンサートです。2時間を超える長舞台でしたが、始終興奮しっぱなしでした!

アンサンブルストランジャのコンサートは初めて観ましたが、良いアンサンブルでした。

ダンサーについては、少し人によってレベルに差があるかなという気がしましたが、全体として観ると歌も演奏も踊りもどれも素敵でした!

 

アンサンブルトラキアは、前回のコンサート(фолклорни легенди 05.06.2017)といくつか同じ踊りがありましたが、ピリンの踊り(пирински пролетни игри)は今回の方がずっと良かったです。二番目の男性がぐらついていませんでした。それから、前回は音響のせいかデニンカの音楽が今にも消えそう、止まりそう…だったのが、今回は女声の掛け合いがすごく素敵に聞こえました。

それから、女性が歌う時、膝で上下に揺れながら横を向くのがすごく可愛くて大好きです。

 

1番素敵だったのは、最後のステージ、アンサンブルトラキアで定番のПразничен Тракийски Танцです。2つのアンサンブルが合同で踊っていて、舞台が埋め尽くされて、тракийска ръченицаでは全体が大きな波になって動いているようで、すごい迫力でした。

いつも踊っているトラキアはもちろん、ストランジャのダンサーも一体となり、1つの大きなアンサンブルのようでした。

 

コンサート後はすぐにバスで帰ってしまいましたが、長旅してここまで観にきて、本当に良かったです!

  

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最後に、コンサート前に少しだけ海辺を散歩してきました。風が気持ちよく、落ち着いた素敵な場所でした。

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