ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

卒業コンサート

今日、ピアニストでアニメオタク?のマクスマ君の卒業コンサートがありました。そこで私もまさかの共演をさせてもらいました。

事の発端は「5日前」。街を歩いていたら偶然彼に会い、「コンサートでジブリの曲を歌ってほしい」って…え?

彼の友達で、ジブリの曲が大好きなブルガリア在住の日本人、は私しかいませんが、彼の他の友達…音楽を専攻している人の前で歌うなんて狂気の沙汰にも思えました。とはいえ、彼の伴奏で歌うのはとても楽しいし(どの曲を歌っても即興で伴奏してくれて、テンポの揺れ具合も、盛り上がるところも合って、いつもより上手くなった気分になります)、ホールで歌える機会なんてもう一生ないでしょうし、彼のやろうとしていることが面白そうで(クラシックピアノ専攻の卒業コンサートで、ブルガリアで、日本語で、ジブリの曲を演奏するなんて、一体どんな神経しているんだ…!素晴らしい!😆)ぜひその試みに加担したいと思い、何より歌が好きなので、一緒に演奏させてもらうことにしました。

 

早速その日の夜から練習を開始です。声が小さく、たくさん練習しようにも、すぐに声が出なくなるし、グランドピアノで勢いも音量もある伴奏と比べてどうしても音量が足りず、音量をあげようとすると音程が外れて…と1つ変えようとすると新たな課題が湧き上がってきて不安しかありませんでしたが、彼のピアノの先生にもアドバイスと励ましをもらい、私よりもずっと沢山やることがあり責任もありいっぱいいっぱいのはずの友達からも励まされ(飛び込みで共演した私のことを悪くいう人なんていないから大丈夫!って励まし…?)、なんとか迎えた本番。

最終的には聴いている人よりも自分が一番楽しんでいたのではないかなと思います。

舞台の上から見た限りですが、聴いている人にとっても、いい意味でサプライズになっていたように見えました。

 

彼は音楽の教師になりたいと言っていましたが、教師として、音楽家としてどうなるか、楽しみです!

 

コンサートの後は、聞きにきていた彼の友達と、食事に行きました。

その後、もうコンサートに向けて練習しなくてねいい〜!やった〜!と喜びながら、ピアノの前に座って弾き始めた時は、全力でピアノが好きなんだなあ…と笑ってしまいました。

 

そんなこんなで土豪の5日間が終わり、ホッとしたような、どちらかというと残念なような気分です。

今日はおもいっきり休みます!