ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

にっこり

よく知らない人とすれ違う時のこと。

 

日本で住んでいた寮では、廊下で人とすれ違う時に、1日の始めなら挨拶し、2回目以降は軽くお辞儀をする。よく知らない人の時は軽く俯いて目を合わさない…という事が多い気がします。

こちらの寮では、挨拶するか、何度も同じ人に遭遇する時はニコッとします。最近まで目を合わせるのに少し緊張していましたが、漸く慣れて来ました。

寮内には殆んど話したことのない人もたくさんいますが、目をそらすよりも、ニコッとされると嬉しくなります😊

この文化、素敵です!

鍋パ

寮の友達と鍋パをしました!

デザートは友達が作ってくれたふた口サイズくらいのсладка баницаとсолена баницаでした。おいしいけど、パイ生地なので太る!と思いながらやっぱり美味しく頂きました。手作りのものは、市販のものより塩味が薄めで食べやすいです。それから、出来立てはパリッとしていてとても美味しかったです!

それから、BILLAというスーパーで「SAKE〜アジアの心」と書かれた日本酒を買ってきてくれました。

アジアと書いてあり、ラベルは少し胡散臭い感じがしましたが、中身は確かに日本酒でした!すごい!

 

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最近思うこと

最初の頃はただ賑やかな場所、というイメージだった寮の印象ですが、別の面も少しずつ見えるようになりました。

 

寮内の人達は助け合っている印象が強いです。無い物は持っているから借りることが良くあります。部屋に2日に一度くらい、近くの部屋の人が、掃除のモップ、調理器具を借りにきます。何か道具がなければ(特に1度しか使わないものの場合)、近くの部屋を回って持っている人がいないか探す事もあります。あまり「これは自分のもの」というこだわりがないのかもしれません。

 

あとは買い物に行く時、近くの人に声をかけて、ちょっとしたものならついでに買う、というのも好きです。特に寮の四階だと外に出るまでもちょっとした手間で、冬に凍った雪道を歩くのも大変なので…。

 

それから戸惑った事。

私にとって絶対悪だと思っていたものが、こちらではあまり(人によっては全く)悪と思われていない事があり、それを理解するのは大変でした。まだ自分の中に葛藤があります。

でもようやくブルガリアの悪い面もすこしずつ見えて来たと思うと、「日本からのお客さん(エイリアン)」から少しブルガリアに入り込めたのかなという気がします。飲み込まれないようにしたいとは思いつつ、そんな面も一つ知ることができて良かったです。

 

зелен чай(緑茶)

日本では、お茶(緑茶)は水と同じ様に飲む物、あるいは嗜好品として飲むというイメージが強い気がします。

一方ブルガリアでは、普段は水を飲み、緑茶は健康の為飲む人が多い気がします。

 

私は子供の頃からお茶を毎日何杯も飲んでいたので何も起こりませんが、こちらの人にとっては、緑茶というとダイエットに効くというイメージが強く、若干お腹を下したりする人もいる様です。緑茶が好き、という人に日本から持って来た緑茶を飲んでもらったことが何度かありますが、私にとってのコップ一杯分を作ると、大体多すぎると言われます。

 

あと、日本では緑茶でも焙じ茶でも麦茶でも、基本はそのままの味を楽しむものだと思っていましたが、

ところがこちらでは砂糖を入れたがる人が結構いて面白いです。私にとってはこの苦味がいい…!のですが、慣れないと美味しいと感じないのでしょうか。せっかくの爽やかさが消されてしまいそうで、少しもったいなく感じてしまいます。

それはそうと、普通の緑茶がダイエットに効くのは羨ましいです!

идиоми

昨日、今日と授業で幾つかイディオムを習いました。

日本語と同じ様な表現があって面白かったので、書いておこうと思います。

 

Влиза през едното ухо, от другото излиза(すぐに忘れてしまう、全然話を聞いていない)

直訳すると、片方の耳から入ってもう片方から出て行くといった意味ですが、

日本語でも話を全然聞いていない様子を、「右の耳から左の耳」と表す諺があるので、ブルガリアの人も話を聞かない人をみて同じ様に感じたのでしょうか。

 

もう一つは、

слизам на земятя(現実を見る)

直訳したら、地球に降りてくるという意味です。多分…。実際は、理想ばっかり言ってないで現実を見なさい!という時に使うそうです。

日本語でも、浮ついて考えがしっかりしていない状態を「足が地に着かない」というのと似ていて、面白いです!

със здраве!

以前、新しい服や靴を買った時に言う言葉を忘れてしまったとブログに書きましたが、授業で習いました。これで今度から言えます!

 

それからこの前、目の前を歩く二人組から、Ами дa! Ами да!と聞こえてきました。私には「ほんまそれ!ほんまそれ!」に聞こえましたが、実際どんな感じの意味なんでしょう…。

ブルガリア語の本

学校の図書館で、ブルガリア語の本を借りました。българска народна хореография (цецко колев)です。踊りに出てくるステップの説明や、各地方ごとの踊りの特徴が書いてあるようです。

Чукчеやпружинкаなどは知っていましたが、綴りはこうだったのか!と分かって面白いです。身体でこんな感じ、と認識していた動きが、言葉で定義されていくのも面白いです。

殆ど分かりませんが、分かりやすそうなところから読んでいこうと思います。

2月末まで借りられるので、まずは一冊、読破したいです!