ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

разходка из стария град в Пловдив

毎月第1木曜日、学生はプロブディフ旧市街の博物館に無料で入れます!

 

今日は6月の第1木曜日という事で、ブルガリア語の先生とクラスメートで旧市街の博物館、名所を散策しました。

以前訪れたことのある場所が殆どでしたが、ブルガリア語を学んで、歴史もほんの少しだけ学んでから来て見ると、新しい発見もありました。

解説が少し読めるようになったのも嬉しかったです。

ロドピ地方の衣装が飾られているのかな…とぼんやり思っていたのが、実は革命の時の兵士の服だったと分かったり、

上を見ると天井の飾りが1つ1つ違っていたり、時代によって緑色が使われていなかったり…(トルコに支配されていた時代、トルコのサインのインクが緑色だった為、絵には緑を使わず、青色で植物が描かれていたそうです)と、ぼんやり見ているだけでは見落としてしまいそうな事を先生から教えてもらえて面白かったです。

18〜19世紀の薬局(музейна аптека "хипократ")にも入りました。今は薬局ではなく博物館ですが、当日使われていた薬瓶や、測り、調合に使う何か等がずらっと並んでいて素敵でした!引き出しも沢山あり、開けることは出来ませんが見ているだけでワクワクしました。

 

「Barabanovの家」では室内楽を楽しめるステージと広間がありました。今もコンサートが時々開催されるそうです。行ってみたい!

годишен концерт на катедра "хореография"

今日は振り付け専攻の生徒にとって一年の総まとめとなるコンサートがありました。

4年生のシルヴァナが私にもсамодива(妖精)の役をくれたので、僅かながらコンサートに参加できて嬉しかったです。練習の度に振り付けが変わり、先生は何だか常に怒鳴っていて(といっても常に怒っているわけではなさそうでしたが…)なかなか大変でしたが、ブルガリア語、踊り、振り付け等学ぶ良い機会でした。何より大好きな女性ダンサー、スィスィが主役を踊っていて、間近で見られたのが嬉しかったです。彼女に演技で冷たい目で見られた時はゾクッとしました(笑)

 

それから、当日はメイクも間近で見られて面白かったです。最初見様見真似でやって見ましたが、足りない、もっともっと!と言われて上から真っ黒黒に塗りつぶされました。

近くで見るとあまりにも濃くて、綺麗…?とは正直思えないのですが、遠くからでもくっきり見えるメイクでした。面白い!

 

ブルガリア語の先生が見に来てくれて、バラの花をくれました。

さて、帰る時に濃いメイクのままでバラの花を持って歩いていたら、突然女の人が話しかけて来て、何か特別な日なのか…というような事を聞かれました。持っていた豪華な花束をもらい、よく分からないままハグされ幸運を祈られて帰りました。彼女は花がいらなかったのでしょうか、それとも幸せのおすそ分け…?

不思議な1日の終わりでした。

テキストがすべて終わりました!

タイトルの通り、ブルガリア語のテキスト、30章まですべて終わりました!これで文法は全部習ったはず…ですが、まだまだ話せません。ここからは練習です!あとは単語を地道に覚えていきます。

 

さて、毎朝授業の始めに、先生と話をします。月曜日なら週末何をしたか、それ以外の日は昨日何があったか、についてです。今日はкърджалиとмомчилградの事も話しました。ちょっと違和感を感じたのが、жанаのお母さんの料理について聞かれた時です。дроп сармаを食べた、と言ったら、そういうの日本でも食べる?と聞かれました。食べない、と言ったら、「何で?お米があるのに!?」と聞かれましたが、お米があったら皆同じ食べ方するのか…?と少し疑問に思いました。それって小麦を食べる人達に、何故あなたの地域ではうどんを食べないのって聞くようなものではないかな…と思います。そんなこと聞かれても困ります。多分その時はそんなに考えて聞いたわけではないと思いますが、時々こういう違和感を感じます。

これもまた良い勉強です。

 

 

 

今日もまた午後の授業はありませんでした。最近いつもないなあ…。

そろそろ限界。

 

момчилград(ロドピ3日目)

今日はмомчилградのすぐ近くのчешма(噴水)まで歩いて行きました。里山の様な雰囲気の山で、静かで、森のすぐそばにお墓があったり、ハーブが生えていたり…と人と野生が混ざった不思議な空間でした。山の上のчешмаでは、たくさんのボトルに水を入れて家に持ち帰る人が何人かいました。私も少し飲んでみましたが、とても美味しかったです。あまり水だけを飲むのは好きでない為、いつもお茶やコーヒーにして飲んでいますが、ここの水ならそれだけでも美味しい!!空気も水も美味しい素敵なところでした。

 

その後山の上の小さな教会、ホテルなどを散策してきました。どの方角を見ても山、山、山。でした。麓にмомчилградが見えましたが、屋根の赤と緑が綺麗でした。曇りでなければ、空の青と屋根の赤、森の緑がとても綺麗だったはず…!と思うと、少し残念です。

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降りてくる途中、2 лева札をжанаが発見し、そのお金で帰りにトウモロコシを買いました。一番小さいサイズが1 левでした。

プロブディフでも良く見かけるトウモロコシ屋さん、いつもスルーしていましたが、食べて見たら美味しい!

味付けには20種類くらいのスパイスやチーズ、ソースを選ぶことができます。

パルメザンチーズと、подправка(スパイス)、胡椒をかけてもらいましたが、コーンの甘さが引き出て美味しかったです。

Жанаの方は、何やら沢山かけてもらっていました。ブルーチズソース、パルメザンチーズ、подправка、バター、マスタード、その他色々…。複雑な味がしそうです。

食べている途中にトウモロコシを一粒落としてしまいましたが、拾うか迷っていたらハトが食べてくれました!ありがとう〜。それを見たжанаは次々と(多分全部で20粒くらい)落としていましたが、全部一匹で食べていました。

それを見ながらのんびり食べる時間は何だかとても幸せでした。

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さて、トウモロコシを食べたばかりですが、家に帰ったらжанаのお母さんがдроп сармаを作って下さっていました。内容はお米とスペアミントと何かお肉が入っていて、美味しかったです!

 

バスで帰りながら、人があまりいなかったので、折角だから踊っておけばよかった…!と後悔しましたが、後の祭りです。中央ロドピに行った時は遂行しようと思います。

 

кърджали~каменната сватба, язовир Кърджали (ロドピ2日目)

今日の朝は、жанаのお母さんがтраханаを作ってくれました。お腹にしっかり溜まって美味しいです!

Траханаはロドピ地方で主に食べられているそうです。小麦粉とヨーグルトを混ぜて乾燥させておいたものに、白チーズ、水を混ぜて火にかけ、沸騰するまでひたすら混ぜ続けたら完成です。

その後、町のカフェでヘーゼルナッツとチョコレートの香りのするコーヒーを飲みました。香りはするけれども甘くないところが良いです!

 

バスでкърджалиに行き、жанаのお父さんから自転車を借りてкаменната сватба(結婚岩?)を見に行きました。自転車で30〜40分くらいの場所でしたが、日差しが強く、坂道が多くなかなか大変でした。後半は自転車に乗れるような道ではなかったので、自転車を持って運びました。道がぬかるんでいたり狭かったり、棘のある枝が突き刺さったり、羊の糞が大量に落ちていたり…と気が抜けませんでしたが、ちょっとした冒険の様で楽しかったです。岩は2人が抱き合っているような形をしていました。そして周りの岩は他の場所と比べると白く異質で、不思議な世界でした。

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それからすぐ近くに、結婚式関係の名前がついた岩がありました。2人がキスしている様に見えることからその名前がついたそうですが、忘れてしまいました。

ちなみに私には1人がもう1人の頭を食べている様に見えます…

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Каменната сватбаを見たあとは、すぐ近くのダム湖に連れて行ってもらいました。ダムには漁師もいて、ダムの隣のレストランでは漁れたての魚、шаранを食べることが出来ます。

お昼は船を改造して作られたダム湖のレストランで食べました。なんだかよく分からずに注文し、料理が出てくるまでの間、魚を保管(湖に網を張り、そこで飼っていました)している場所に行くと、見慣れたあの魚がいました。ブルガリアでは鯉(шаран)を食べるそうです。赤と金色で美味しくなさそうに見えましたが、塩焼きにレモンをかけて食べるとクセがなく美味しかったです。

お父さんの友達がここの漁師?なのか、ボートで湖を案内してくれました。揺れて落ちないかドキドキで、楽しかったです。

ダム湖の周りは山に囲まれていて、緑が沢山でとても綺麗でした。

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大分疲れましたが、кърджалиに戻ってから博物館を観てきました。ヤンボル旅行で博物館に行って以来、解説の人が恐怖の対象でしかありませんでしたが、今回の解説の人は自由に観させてくれてホッとしました…。

昔の戦争の時、戦略を立てるのに使われた地図が展示されていて面白かったです。

ロドピ地方のブルガリアの衣装だけでなく、トルコの衣装も展示されていました。この地域にはトルコから来た人も沢山住んでいるそうで、看板にはブルガリア語とトルコ語、英語が書かれていました。また、街中には、イスラム式と正教式のお墓もありました。戦争していた時期はありましたが、今はただ文化の違う人が住んでいるという感覚で、それぞれが暮らしているそうです。

 

結婚する時に女性が新しい家に持ち込む荷物も展示されていました。寒い地域の所為か、色々なものが詰まった箱の上にブランケットが大量に積まれていました。

またお祭りの時に食べるパンも保存されていました。蛇の形をしたパンは、それを食べると蛇に噛まれないと言われているそうです。これは初めて聞きました。それにしても、どうやってパンを保管しているのでしょう…!

 

家に帰ると、お母さんが豚肉を煮込んだ料理と、サラダを夕食に出して下さいました。

サラダはビーツ、りんご、くるみ、人参、ブルグルが入っていて、それだけでご馳走でした!

 

今日は盛りだくさんでExcitingな1日でした😃

момчилград(ロドピ1日目)

今日から3日間、ジャーナの出身地、東ロドピ地方にあるmomchilgradという村で過ごします。

 

三連休だったので、高速バスは立ち乗りまでいる混雑具合でした。暑いこと暑いこと…。

Кърджалиでバスを乗り換えてмомчилградまで行きました。

まず家について驚いたのは、トイレです。ボタンを押すと流れる(あるいは日本だとセンサーで立ち上がるだけで流れる)のとは異なり、バケツに水を汲んで、それを注ぐことで水を流すそうです。便利なトイレに慣れすぎていたので、使い方がわからず焦りました。

ブルガリアに来てから、トイレに驚くことが多いです。

 

夕食は、ジャーナとジャーナのお母さんと、レストランで食べました。小さい村なので、町中の移動は徒歩でどこでもいけます。車は通っていますが、静かで、緑がたくさんあり、周りは山に囲まれていて穏やかな雰囲気でした。

 

明日は隣町のкърджалиに行って来ます!

このふわふわは…

最近道を歩いていると、白いふわふわしたものが飛んでいます。

タンポポの綿毛も飛んでいますが、それとはまた違います。これは何でしょうか。

 

犯人はタンポポと同様、地面にいました。凄いふわふわです。

名前はわかりませんが、春だなあ〜と感じます。

 

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