ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

これは桃?

季節の変化に合わせて、市場の品物が変わっていきます。

今はトマトとズッキーニとキュウリが最高です!

 

果物の方は、少し前にイチゴ、今はさくらんぼ、ラズベリー、ネクタリンが美味しい時期です。

そしてあまり日本で見かけない果物がいくつか…

平べったい桃、ミニサイズのぶどう、さくらんぼっぽい緑の何か…などなど。

少しずつ試していこうと思います!

 

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それはそうと、寮の最上階はとても暑いです。風がないので、夜になっても昼間の熱が抜けていない感じがします。でも天気予報を見たら想像以上の暑さです。 41度…!?

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先日ルームメイトが帰省してしまい、冷蔵庫が使えなくなってしまいました。買ったものはすぐに食べないと全て腐ってしまいそうです。ついでに自分も暑さで腐ってしまいそうですが、熱中症にならないよう気をつけます。日差しも強く、気を抜くと海に行っていないのに真っ黒になりかねません。

 

街中ではアイスを片手に持った人をたくさん見かけます。私もときどき仲間入りです。お気に入りのジェラート屋さんも見つけ、週1,2で通ってしまいそうです😋

卒業コンサート

今日、ピアニストでアニメオタク?のマクスマ君の卒業コンサートがありました。そこで私もまさかの共演をさせてもらいました。

事の発端は「5日前」。街を歩いていたら偶然彼に会い、「コンサートでジブリの曲を歌ってほしい」って…え?

彼の友達で、ジブリの曲が大好きなブルガリア在住の日本人、は私しかいませんが、彼の他の友達…音楽を専攻している人の前で歌うなんて狂気の沙汰にも思えました。とはいえ、彼の伴奏で歌うのはとても楽しいし(どの曲を歌っても即興で伴奏してくれて、テンポの揺れ具合も、盛り上がるところも合って、いつもより上手くなった気分になります)、ホールで歌える機会なんてもう一生ないでしょうし、彼のやろうとしていることが面白そうで(クラシックピアノ専攻の卒業コンサートで、ブルガリアで、日本語で、ジブリの曲を演奏するなんて、一体どんな神経しているんだ…!素晴らしい!😆)ぜひその試みに加担したいと思い、何より歌が好きなので、一緒に演奏させてもらうことにしました。

 

早速その日の夜から練習を開始です。声が小さく、たくさん練習しようにも、すぐに声が出なくなるし、グランドピアノで勢いも音量もある伴奏と比べてどうしても音量が足りず、音量をあげようとすると音程が外れて…と1つ変えようとすると新たな課題が湧き上がってきて不安しかありませんでしたが、彼のピアノの先生にもアドバイスと励ましをもらい、私よりもずっと沢山やることがあり責任もありいっぱいいっぱいのはずの友達からも励まされ(飛び込みで共演した私のことを悪くいう人なんていないから大丈夫!って励まし…?)、なんとか迎えた本番。

最終的には聴いている人よりも自分が一番楽しんでいたのではないかなと思います。

舞台の上から見た限りですが、聴いている人にとっても、いい意味でサプライズになっていたように見えました。

 

彼は音楽の教師になりたいと言っていましたが、教師として、音楽家としてどうなるか、楽しみです!

 

コンサートの後は、聞きにきていた彼の友達と、食事に行きました。

その後、もうコンサートに向けて練習しなくてねいい〜!やった〜!と喜びながら、ピアノの前に座って弾き始めた時は、全力でピアノが好きなんだなあ…と笑ってしまいました。

 

そんなこんなで土豪の5日間が終わり、ホッとしたような、どちらかというと残念なような気分です。

今日はおもいっきり休みます!

振り付けの授業

Задочно обчениеのクラスで、私も振り付けをさせてもらえる事になりました。ブルガリア語が話せないのは置いておいて(これは拍を数えて自分が動いて、他の人の助けもあって、何とかなりました)、一番困ったのは練習を始められないことです。

振り付けを始めようとすると、別の生徒が、今から私やるからあなたのはあとで。と言われ、じゃあそのあとで…と思うと、また別の生徒が、今から私やるからあなたのはあとで…と再び。じゃあそのあとで、と思っていると、後からやってきた生徒が、私今日やらないといけないからあなたのはまたあとで…って、そ、そんな!

順番が決まっていないので、始めるタイミングのを見極めてすかさず始めることがここでは重要だったようです。(順番決めたら、振り付けする人にとっても、ダンサーにとっても有意義な待ち時間を送れるような気がします)

ようやく翌日に自分の番がきた!と思ったら、今度は人が集まらないこと(笑)

5分休憩頂戴、一服タバコ吸うから待って、お腹すいたから食べ終わるまで待って。と言われて待っている間に早くも15分、20分。しまいには待機してくれていた人たちが今度は退屈して外に出て行ってしまい…といつまでたっても揃えることができません。なぜ他の人はうまくやっているのでしょうか。

曲をかけたら人が集まってくるのでしょうか。「あと5分」を真に受けるのがいけないのでしょうか(笑)

ある意味これも異文化…?こちらの人のタバコ休憩は回数も時間も非常に多いです。

 

振り付け自体は、четворно、граовско、шопскоの順のメドレーです。четворноとграовскоはとりあえず振り付けを伝え、先生からもアドバイスをもらえました。

・同じ隊形を繰り返さない

・音楽に合わせる(これは特に、歌のある曲を選んだ場合は歌と間奏で変化をつけるのが大事)アクセントがあるか、ないか…。

・移動のフィギュアの時は、拍が余らないようにステップの数を工夫する。

・入退場の仕方(女性のчетворноの後、男性のграовскоなら、男性が目立つように前から入る等)

・「振り付けをしない」時間を作らない。男性が入ってきた後の、女性の動きを考える。

・横2列になると、後ろの人が隠れる→斜め2列にする

 

最後のшопскоについては結局時間が足りず(4時間程で振り付けるところを、2時間30分くらいしか時間を確保できず、最後まで出来ませんでした。中途半端で終えてしまったことが悔しいです。もっと粘って時間に貪欲になれば良かったと後悔しました。せっかく先生が私にも振り付けの機会を与えてくれたのに…。反省。

「次は頑張る」ができないのですごく心残りです。

 

この経験も、何かに活かせるのでしょうか。活かしてみせます。

やり始めたら途中放棄しないこと。

фолклорни легенди

すっかり遅くなってしまいましたが、6月5日にあったコンサートの下書きが残っていたので覚えている範囲で書き上げておこうと思います。(今日は7月11日…😁)

 

 3月の3月のхубава янаは見逃してしまいましたが、アンサンブルトラキアの踊りを見るのはこれで4回目です!

 

残念だったのが、Ой шопе шопеの女性がおそらく退団してしまったことです。

トラキアアンサンブルで一番好きな歌だったので、彼女の声が聞けないのはとても寂しいです。

 

もうひとつ残念だったのが、音響が良くなかったことです。пирински пролетни игри(ピリンの春の踊り?)

の時、音が小さくデニンカの女声の掛け合いが今にも消えてしまいそうでした。

踊りの面では、出だしのИспайчеで、二番目の男性が不安定だったことです。他の人たちが素晴らしかった分(特にアントンさんとか、アカデミーの生徒とか、ヴァシレフ先生とか!)、ピンと張りつめた空気の中で一人だけブレているとついついそこに目がいってしまいました。

 

トラキアアンサンブル主催のコンサートでは、毎回必ず最後にПразничен тракийски танцがありました。
一番盛り上がり、何回見てもなんて素敵なんだろう!!!って感じます。
最初のГайдаのファンファーレ?を聞いた瞬間から、血が騒ぎます。

また、毎回曲の構成が少しずつ変わるので、「いつもの大好きな踊り+新しい発見(+最近は個々の踊りの観察)」の3つの面から楽しめます。
あとは、顔も覚えて来たのと、お気に入りのダンサーもできたので、早くまた次のコンサートを観たいです!

 

 

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капана феста『カパナ祭り』

6/2〜4はプロブディフの中心部でカパナフェスタがありました。

 

今週は授業が充実していて帰って休みたい気持ちに負けそうだでしたが、せっかくの機会、友達と行ってきました。

 

屋台がたくさん並んでいて、ブルガリアの屋台料理が見られる…!?と期待しましたが、屋台で提供されている飲食物の殆どがアルコールでした。残念!

そのほかは、少し高級なチョコレート、手作りの焼き菓子、タバスコ風の辛いソース、変な植物を使った雑貨、有機栗など様々でした。試食、試飲が充実していて、タバスコを辛さLevel1〜maxまで試食したり、コーヒーとワインを混ぜた飲み物を飲んだり変なものを試してきました。辛さmaxを食べた後は、しばらく舌が痛くて困りました。コーヒーとワインは、面白い組み合わせでしたが、混ぜる必要はない…とその時は思いましたが、しばらくするとまた飲みたい様な気がしてきて、私のツボにはまってしまったのかもしれません。

 

お祭りを回っていると、会場の外れの方に人だかりと馴染みのある音楽が聞こえてきました。行ってみると、ガイダとタパンを演奏している人、そして真ん中には二人組がтракийска ръченицаを踊っていました。いいなぁ〜と思いつつ、中で踊っているのは二人組だし人多いし…と尻込みしていたら、友達から大丈夫大丈夫、行っておいで!と言われ、考えるのをやめて踊りに入ってきました。2人も即興で踊っていたようで、気づいたら私も入って3人で踊っていました。お互い自由に踊って、見せ合って…と楽しいひと時でした。

アンサンブルできっちり踊るのとも、ホロでみんなで繋がって踊るのとも一味違った雰囲気を味わえて、ほくほくと幸せな気持ちになりました。

 

最後に、バーに入ったら、変な文言を見つけました。

地下鉄に横たわります。

酔っ払いのことでしょうか。

一番下は、おそらくウクライナ語で、Struggle and you will overcome!

の様な意味みたいです。こちらは格好いいのに、地下鉄に横たわる…ってどこからそんな言葉を思いついてしまったのか、不思議です。

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разходка из стария град в Пловдив

毎月第1木曜日、学生はプロブディフ旧市街の博物館に無料で入れます!

 

今日は6月の第1木曜日という事で、ブルガリア語の先生とクラスメートで旧市街の博物館、名所を散策しました。

以前訪れたことのある場所が殆どでしたが、ブルガリア語を学んで、歴史もほんの少しだけ学んでから来て見ると、新しい発見もありました。

解説が少し読めるようになったのも嬉しかったです。

ロドピ地方の衣装が飾られているのかな…とぼんやり思っていたのが、実は革命の時の兵士の服だったと分かったり、

上を見ると天井の飾りが1つ1つ違っていたり、時代によって緑色が使われていなかったり…(トルコに支配されていた時代、トルコのサインのインクが緑色だった為、絵には緑を使わず、青色で植物が描かれていたそうです)と、ぼんやり見ているだけでは見落としてしまいそうな事を先生から教えてもらえて面白かったです。

18〜19世紀の薬局(музейна аптека "хипократ")にも入りました。今は薬局ではなく博物館ですが、当日使われていた薬瓶や、測り、調合に使う何か等がずらっと並んでいて素敵でした!引き出しも沢山あり、開けることは出来ませんが見ているだけでワクワクしました。

 

「Barabanovの家」では室内楽を楽しめるステージと広間がありました。今もコンサートが時々開催されるそうです。行ってみたい!

годишен концерт на катедра "хореография"

今日は振り付け専攻の生徒にとって一年の総まとめとなるコンサートがありました。

4年生のシルヴァナが私にもсамодива(妖精)の役をくれたので、僅かながらコンサートに参加できて嬉しかったです。練習の度に振り付けが変わり、先生は何だか常に怒鳴っていて(といっても常に怒っているわけではなさそうでしたが…)なかなか大変でしたが、ブルガリア語、踊り、振り付け等学ぶ良い機会でした。何より大好きな女性ダンサー、スィスィが主役を踊っていて、間近で見られたのが嬉しかったです。彼女に演技で冷たい目で見られた時はゾクッとしました(笑)

 

それから、当日はメイクも間近で見られて面白かったです。最初見様見真似でやって見ましたが、足りない、もっともっと!と言われて上から真っ黒黒に塗りつぶされました。

近くで見るとあまりにも濃くて、綺麗…?とは正直思えないのですが、遠くからでもくっきり見えるメイクでした。面白い!

 

ブルガリア語の先生が見に来てくれて、バラの花をくれました。

さて、帰る時に濃いメイクのままでバラの花を持って歩いていたら、突然女の人が話しかけて来て、何か特別な日なのか…というような事を聞かれました。持っていた豪華な花束をもらい、よく分からないままハグされ幸運を祈られて帰りました。彼女は花がいらなかったのでしょうか、それとも幸せのおすそ分け…?

不思議な1日の終わりでした。