ブルガリア留学記

2016〜2017年のブルガリア留学体験記

アレクサンドロポリス5日目(プロブディフでの出来事と考察)

アレクサンドロポリスにいて嬉しいのは、だれも話しかけてこないことです。常に何人かの友達と一緒にいるからかもしれませんが…。新しい友人と会っても、普通に自己紹介だけされて、さらっと流されているというような感じです。こちらに来たばかりの頃だったら寂しさを感じたのかもしれませんが、今はむしろすっきりします。

 

…というのも…

 

半年以上プロブディフに住んでいても、周りの人からは外国人、観光客、エイリアン、アジア人…でしかないんだなって感じます。1人で歩いていると、時々「hello」って話しかけられます。その挨拶に悪意は感じませんが、私としてはただプロブディフで暮らしているだけのつもりなのに…と思ってしまいます。それに英語は少しは話せるけれど、私の母国語ではありません。「ニーハオ、こんにちは、アンニョンハセヨ」と通じるか次々試されるのも、もう放っておいて…って言いたくなります。

 

また、結構前に、踊りの授業の後、アコーディオン奏者の人から、顔を見なかったら日本人って分からない、素晴らしい!と言われました。その時の様子から、純粋に褒めてくれているのは伝わってきましたが、同時に捻くれた捉え方をしてしまいました。踊りはブルガリアの人のように踊れるようになったところで、所詮お前は日本人顔、「日本人なのに」ブルガリアの踊りを踊れるなんてすごい。というような…。自分の努力ではどうしようもないところで彼らとの差を突きつけられたようで、悔しくもあります。

 

また別の日、友達の振り付けの試験で踊っていました。試験が終わった瞬間、とある友達が私の名前を呼び、ブラボーって叫んだ時は、これは私の試験じゃない!!って頭を抱えたくなりました。同時に、他にもっと上手い人だっていたのに、「日本人にしては、日本人なのに」上手い!って差を突きつけられた様に感じてしまい、彼女とは半年以上一緒にいたのにまだそれを言うのか…とこっそりしょんぼりしてしまいました。

 

人種が違うのは仕方がないけれど、変に特別視しないで欲しいなって思います。「日本人」がブルガリアの踊りが好きなわけではなく、私がブルガリアの踊り、ブルガリアが好きなんです。大好きなんです…。

 

p.s.今日は4人で海で泳ぎました。4人いると出来ることが増えて楽しいです!日に日に焦げていくお肌。